N予備校が無料だったのでプログラミングコースをちょっとやってみた
N予備校が世の中のもろもろで無料だったのでプログラミングコースを少し受講してみた。
良かったところ
教材の質が尋常じゃない
本来有償のものなので具体的なリンクは貼れないのだけど、教材一つ一つの質がとんでもなく高い。
「とにかくコードを書かせて体験してもらう」というのが徹底されている。例えば、CSRF対策やセッションハイジャックに対して、再現アプリケーションが公開され具体的な動作を確認でき、対策方法の具体的な内容、実際にコードでどうやって対策するかまで全て解説があった。更にGitHubから問題をフォークしてPRを送るという課題まである。驚くべきはこれらのセキリュティに対しての記事が「プログラミング入門」という「プログラミングとはコンピュターに対して命令を与えるものです」という内容から始まるコースの第三章に掲載されている内容であるということ。この章をやるだけで巷のプログラミングスクール以上の知識がみにつくのではないかと思う。
Scalaについて学ぶコースで「Scala基礎コース」があるのだけれどforとかwhileの説明で転置インデックスやBM法にまで話がすすんでいたり、最短経路問題やbit探索などScalaを通してCSの勉強がきっちり行われている感じだった。実際にアプリケーションを書いてそれをリファクタリングしていく章まである。これらは全て「基礎コース」であり「応用コース」は別にある。「応用コース」では参照透過性とかストリームなんかも扱っていて、Scala以外にも応用がきく概念を習得できると思う。
動画つき
僕はみてないんだけど授業動画もあるようだ。なんかルルーシュのコスプレしてる人が写ってた。
おやと思ったところ
コース間の動線
コースとコースの関連がコース最初の手引きぐらいでしかわからなかった。Scala基礎コースのページで次へを踏んだらScala応用コースに飛ばしてほしい…。僕が見つけてないだけでまとめページみたいなのがあるのかもしれない。
継続率
これは不満というか不安な部分なんだけど最初のプログラミング入門コースでは何百とあった練習問題のPRがScala基礎コースではかなり少なくなっていた。ある程度プログラミング経験のある僕ですら良く出来てるなぁと思うくらいのなので「プログラミング初めて!」みたいな人はなかなかついていくのが難しそう。
まとめ
個人的にはScala完全理解した(この完全理解は全然わかってないの意)ので良かった。これで月額1000円なのは安すぎる。僕自身プログラミングスクールからエンジニアに転職した身だが、スクールに通わなくてもこの教材をやれば仕事がないってことはないんじゃなかろうか。学生達がこれをバンバン進めているかと思うとすごい世の中である。Androidコースなんかもやってみようかな。